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活動報告ブログ

山根成二の独り言

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国道54号線沿線の活性化を

2013-04-06
 松江道が開通しました。誠に慶賀であります。島根県東部地域が高速道路ネットワークに組み込まれたことは、観光や産業振興にとって大きなメリットがあります。この道路の開通を機に大いなる発展があることを望んでいます。
 一方、国道54号線沿いの掛合町、頓原町、赤来町にとっては、厳しい事態になります。
 一つの課題は、松江・出雲両市と広島市を結んでいたバスが全部松江道へシフトすることになります。沿線住民の交通弱者と呼ばれるマイカーを持たない方の交通手段の確保であります。このことについては、雲南市・飯南町のご努力、島根県のご支援で1日5往復のバス運行がなされることになりました。これまでよりは不便になりますが、交通手段が確保されたことで一安心です。
 二つ目に課題は、地域経済への打撃です。交通量は約7割減と予測されており、コンビニ、ガソリンスタンド、道の駅、食堂などへの影響は深刻です。この対策はじっくりと、息長く講じていく必要があります。まずは、商工会の奮起を期待したいと思います。何をしたいのか、どうしていくのかを議論すべきと考えます。そして、雲南市、飯南町の支援は欠かせません。一緒になって努力をお願いします。第3には、島根県の支援を強く期待しています。
 それにしても、そもそも高速道路料金が無料ということは、首肯できません。確かに、国土交通省が税を財源として建設した道路だから料金が取れないという論理はわかります。しかし制度的におかしい。通常のサービス以上のサービスである以上、応分の負担があるべきと私は考えます。現在の「新直轄」という制度の誕生当時、もう少し冷静な検討がなされるべきでした。悔いが残ります。今後のメインテナンス費用を考えるとき、制度的な見直しを行うべきと考えます。
 
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